サラリーマン

日本企業では真面目で仕事を拾いに行くサラリーマンほど損をする

非常に忙しいサラリーマン生活を送っている中で、最近特に強く感じていることがある。今までも感じていなかったわけではないが、全体の仕事が忙しくなってくれば来るほどより顕著に感じるようになった。

「真面目で仕事を拾いに行く人ほど損をする」

多くの人が同じようなことを感じ、それでも愚直に頑張り続け疲弊する人、諦めて拾いに行くのをやめてしまう人、余裕でやり切れてしまう人、さまざまなタイプに分かれるのだろう。

私は苦しさを感じながらも、仕事を拾いに行くことをやめるつもりは今のところあまりない。なぜ損をするのがわかっていながらも継続するのか、自分なりに振り返ってみた。

拾いに行く仕事はどのような仕事か?

私が拾いに行く仕事は大きく分けて次の二種類に大別できる。中身はさまざまだが、抽象化した方が自分の仕事に当てはめて考えやすいだろう。

  1. 担当が決まっておらず責任の所在が不明確
  2. 担当は明確だがやりきれずに助けが必要

この2点の仕事が発生したとき、気づいたときに自分が多少厳しい状況であったとしても出来る限り仕事を拾いに行くようにしている。

このような仕事は私の職場だけではなくほとんどのサラリーマンが経験しているのではないだろうか。そして、多くの人が見てみぬふりをしているのではないかと思う。

もし、自分の職場にはこのような仕事はないと思っている人がいるのであれば、それは他の誰かが気づかないうちに処理をしてくれていると考えるべきだろう。

(できれば、誰がやってくれているのかを探してひっそりと感謝してあげて欲しい。)

なぜきついのに仕事を拾いに行くのか?

それではなぜ、自分の仕事もきついのに仕事を拾いに行くのだろうか?いくつか理由はあるが私の場合に絞って代表的なものを紹介していこうと思う。人によって理由は違うだろう。

  1. 今やっておかないといずれ自分が困るから
  2. 対外的には社内の誰かがやらないといけないから
  3. それなりに周囲の人からは評価してもらえるから
  4. 他の人が身につけられないスキルを身につけられるから

このような点があるから、損をしているとは思いながらも拾いに行っている。少し具体的に掘り下げてみたい。

1.今やっておかないといずれ自分が困る

自分が拾いにいく仕事というのは結局自分の周りにある仕事で、今は放っておいても平気だったとしても時間が経過すればするほど自分の仕事への影響が大きくなってくる。

曖昧にしたまま進めたことで、時間が経ってからやっていなかったことが表面化し問題になるというのは何度も経験してきた。同じような経験をしている人は少なくないはず。

あのときにやっておけば良かったな。と思うことが何度かあったので、気づいたときには多少無理をしても拾いに行くことにしている。

2.対外的には社内の誰かがやらないといけないから

社内では自分の担当ではないと言い切ってしまうことができる。そんな仕事であったとしても対外的にはそんな言い訳は通用しない。

ましてや自分が社内の中で比較的お客様に近い位置にいる場合、仮に自分の担当ではなかったとしてもお客様にとっては私ができていないと同義になってしまうことも多い。

幸か不幸か私は個別の担当をしながらも社外の方と接することが多いため、お客様に迷惑をかけないためにも曖昧な部分を拾いに行くことが多くなる。

3.それなりに周囲の人からは評価してもらえるから

担当が明確になっていない仕事をしても、日本企業、特に比較的歴史ある企業のサラリーマンでいる限りは金銭面では適正だと感じる評価をしてもらえることはほとんどない。

とはいえ、一緒に仕事をしているメンバーからは一生懸命やっている部分は評価をしてもらえていると感じる。実際、意見を言えば聞いてもらえるし、困ったときに相談しに行けばほとんどの場合、相手が忙しかったとしても協力してもらえることは多い。

転職せずにずっと今の会社で仕事を続けていくのであれば、これは給料に反映されなかったとしても大きな財産になると感じる。

私は転職や独立も考えているが、しばらくは今の会社で働いていくという気持ちもあるので、今のスタイルを変えることはないだろう。

4.他の人が身につけられないスキルを身につけられるから

担当がきちんと決まっていない仕事というのは、部署の業務間のはざまである場合が多い。そういう仕事は経験をしている人が少ないし、自分が担当する業務の幅を超えたものである場合が多いので、スキルアップには有効だと感じる。

忙しい中で仕事を拾っていき何とかやりきるスキルもそうだし、それ以外にも他の人は持っていないスキルを身につけられれば今後、仕事の幅が広がっていくだろう。

精神的に疲弊しないために諦めも大事

ここまで私が仕事を拾いに行っている理由を書いてきた。確かに良い面もあるが、正直言って他の人がやってくれないことに対しては不満に思うことも多い。

人の倍くらい仕事をしていたとしても、職位に差がつかない若いうちはボーナスが5万円くらい変わる程度なので、納得がいかない。

でも最近はそんな考え方をしても自分がより一層苦しくなるだけだなと感じている。悩んで不満やストレスを溜めてしまっても精神的に疲弊してしまうだけだ。

それならば、いっそ周りの人がやってくれないのは当たり前のことだと認め、諦めてしまうのも1つの手ではないかと感じるようになってきた。諦めてしまえば精神的に疲弊することも無くなってくるし、良い面だけを享受できる。

自分が譲れない部分があるので、それは活かしつつなるべく考え方を工夫することで、会社員人生を楽しんでいきたい。