2020年の3月~4月頃には、リモートワークは一時的だから多少無理やりでもなんとか乗り切ろうとしていた人にとって、2020年8月現在の状況は想定外だったかもしれません。
コロナウイルスの感染者は増え続けており、政府のGotoキャンペーンを拠り所に原則出社に舵を切った企業も多いですが、社会的責任が大きく注目される大企業を中心に、原則リモートワークに切り替えている企業は多くあります。
原則リモートワークになると、先送りして後から何とかしようと思っていた出社必須の仕事はどのように対応すればよいのでしょうか?
私の場合にはどうしたかという点も含めて、どのような案があるか考えていきます。
出社必須の仕事を処理するための方法
溜め込んでいた、もしくは新たに発生した出社必須の仕事はどのように処理すればよいのでしょうか?
IT系などですべてパソコンさえあれば何とかなる仕事もあるとは思いますが、エンジニアの中でも特に製造業でものが必要な場合には、出社が必要不可欠です。
リモートワークが推奨される状況化で処理する方法には、次のようなものがあります。
- 出社する仕事をやらなくていいように調整する
- 出社しなくてもできるようにする
- 限られた日数出社して対応する
- 出社している人にやってもらう
- 外部委託する
簡単にですが、それぞれの項目について補足説明をします。
やらなくていいように調整する
出社しないとできない仕事をやらなくていいように調整することができる人は、かなり普段から仕事ができる人だと思います。
私はまずこの選択肢を取れないか考えて調整に動きますが、実際には上手くいかないことが多いです。
「仕事の背景や目的を理解した上で、その背景や目的に合致するリモートワークで完結可能な代替手段を検討し、必要な場所と調整をする。」仕事に対する本質的な理解と広い視野が必要です。
すぐにはこの手段を取れるようにならないので、普段から次の2点を意識して仕事を進めておくと良いでしょう。
- この仕事は何のために行っているのか?:目的の明確化
- その目的を達成する手段は他にどんなものがあるか?:手段の検討
繰り返し行うことで、人から依頼された仕事でも代替手段の提案ができる場合があります。
出社しなくてもできるようにする
出社しなくてもできるようにする対策を取れる仕事はかなり限られると思いますが、例えばツールや環境がないだけであれば出社しなくても対応できるようにしたいですよね。
ハンコ関係だとか、契約書類で直筆サインが必要なものなどは、関連ツールを用いることで会社のルールさえ変えられれば何とかできます。
また、機密書類なども電子化とセキュリティの強化ができれば対策ができそうです。
電子印
GMO電子印鑑Agreeを採用することで、時間短縮できます。
セキュリティ
VPN接続環境の確率がポイントです。
電話
オフィスの電話をスマホから使用できる環境であればいいですよね。
限られた日数出社して対応する
結局調整がつかずに、限られた日数出社して対応する人がほとんどではないでしょうか?
在宅勤務以外禁止されている会社はほとんどないと思うので、大体週2~3日程度出社してやり切れれば特に問題にはならないでしょう。
ただし、出社することで効率が悪くなる人や、(私のように)在宅勤務にこだわっていきたい人は、他の手段を検討する必要があります。
出社している人にやってもらう
私が主に取っている手段が出社している人に、出社時でなければできないことをやってもらう方法です。
ただし単にやってもらうだけでは不公平ですし、反発を受けるので依頼先の人が苦手な仕事だったり、在宅でできる仕事だったりを代わりに引き取ります。
大体、引き取った仕事は自分が対応する方が早く終わるので、この進め方で今の所は特に問題ありません。
外部委託する
出社制限がかかっているのは正社員だけという場合もあります。
あまり詳しくないのですが、人事権の関係で指示できる内容に限りがあるので、委託先の方が出社している場合、業務内容によっては依頼してしまっても良いでしょう。
ただ、内容がかなり限られると思うのであまり当てにしない方が良いですね。
そもそもできる場所が限られる仕事は受けない
職種として出社必須の場合にはやむを得ませんが、そうではない場合にはあらかじめ取り組める場所が限られてしまう仕事は受けない方が良さそうです。
私自身はコロナの影響が出る前から在宅勤務を活用する方法を模索していたので、仕事がどこでも進められるというのは上司と調整する上で必須の要素でした。
その為に身につけるスキルや、仕事の受け方も調整してきました。
- 出社しないとできない仕事はできるようにならない(他の人に任せる)
- 在宅でもできる仕事の質を高める
- 在宅でできる仕事をあらかじめ多めに受けておく
自分の可能性や、会社での立場を狭める可能性もあるので推奨するわけではありませんが、選択肢の1つとしてはかなり有効だと思います。
浮いた移動時間は可処分時間になるので、そこで自分のスキルを磨いていけばいいですね。必要に応じて会社に換言すれば問題ありません。